「ネットのあちら側」への完全移行は難しい

サブアカウントを消そうとしたら、うっかりメインアカウントを消してしまった。

大学生だったころから不定期に書いてきたはてなダイアリーは消えました。

フィード吐いてない100前後のサイトを登録していたはてなアンテナは消えました。

いつか役立つだろうからと1000ページほどクリップしていたはてなブックマークは消えました。

Slaked Grace /tumblr — はてな退会した

これを読んで思ったことをつらつらと。
結論を先に言うと人間的理由と機械的理由から、なんでもバックアップを取っておけということ。

人間はミスをするもの

こういうことはなんら珍しいことじゃないよね。このエントリを見てとりあえずはてブのバックアップをHDの片隅にとったのです。怖がりなんです、オレ。なんにしてもアカウント情報の扱いを一つ誤っただけでデータがパーになるんだよなと再確認した。

もちろん、はてなに問い合わせたら復活させてくれるかもしれないとか、自分の不注意が招いたんだから自業自得とか、無料で使わせておいてもらっておいて云々とか、そういうのは分かった上での話。

とある国では、国が国民から預かっていたお金のデータにミスがあり、結果的に国民が国に預けていたお金が国民の手元に来なくなったために、政権交代が囁かれる事態に陥ったらしいですよ。公務員だって人間。人間のミスが積み重なるとこんなことにもなる*1。怖いですねー。怖いですねー。

機械は壊れる

あちこちでよく言われている、

そのうちパソコンはOSとネットに繋がる機能だけになるんじゃないか

というある種極端な考え方は嫌いじゃないけど、難しいとオレは考えています。
かの有名なウェブ進化論梅田望夫さんが「データはネットのあちら側に置いたらいいじゃん(超意訳)」と言ってた。たしかにあちら側のHDは多重化されていて、個人が扱うよりはきっと安全だろう。だけどそのサービスを使うためのアカウント情報の扱いを一つ誤ると「あちら側」に置いておいたデータがパーになる。
だからといって、「こちら側」たる個人のPCのHDの中に置いておいても、HDなんてすぐに故障する。「あちら側」の機械だっていつ壊れるかわからないし、「こっち側」より壊れないHDが開発されない限りは二重管理するしかないのかなぁと。とすればあちら側に置くだけでいいの?と思うのです。

まとめ

結局「こちら側」と「あちら側」に二重化するしかないのかな、と。
アカウント削除なんてやっちゃったら、はてなにどうのこうの言うのもお門違いな気がするし。結局自分のデータは自分で面倒見なければならないのなら、「こっち側」もしっかりシステムを持っておかなきゃいけないんでしょうね。


・・・なんかもっとふざけた文章のはずが、書いているうちに途中から真面目になっちゃってておもしろくなくなった。

*1:トンデモなのは仕様です